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Li-Wei Qin

リーウェイ・キン(チェロ) Li-Wei Qin,Cello

『リーウェイ・キンの演奏は溶けるような美しい音色、完璧なイントネーション、完璧なテクニックを持ちあわせており、素晴らしい未来が待ち受けている。』  ― ニューヨーク・タイムズ

1976年生まれの中国系オーストラリア人、リーウェイ・キンは、彼の世代で最も人気のあるチェリストであり、室内楽奏者としても世界中で頻繁に演奏を行なっている。 第11回チャコフスキー国際コンクールで2位を受賞後、2001年にニューヨークのナウムブルク・コンクールで優勝した。ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団とのエルガー/ウォルトンの協奏曲の録音は、グラモフォン誌に、“素晴らしくスタイリッシュで感性豊か演奏”と評された。
上海で生まれたリーウェイは、8歳から父の手ほどきでチェロを習い始め、13歳からオーストラリアのコンセルヴァトワールでネルソン・クック氏に学び、19歳で国内のコンクールで多数受賞、19歳より英マンチェスター王立ノーザン音楽大学でラルフ・カーシュバウム氏に師事、ギルドホール音楽院でデイヴィット・タケノ氏に師事し、修士号を取得、26歳よりマンチェスター王立ノーザン音楽大学でチェロの教授を務めた。
リーウェイは、英ロイヤル・アルバート・ホールで行われたBBCプロムスで2度ソリストを務め、英国内すべてのオーケストラ、ロサンゼルス・フィルハーモニック、ロンドン・フィルハーモニック、ベルリン放送交響楽団、NDRハンブルク、コンツェルトハウス・オーケストラ・ベルリン、ヴェルディ・オーケストラ、ORHウィーン・ラジオオーケストラ、プラハ交響楽団、大阪フィルハーモニック、香港フィルハーニック、中国フィルハーモニック、シドニー交響楽団、メルボルン交響楽団等と共演した。
共演した主要な指揮者には、ウラジミール・アシュケナージ、サー・アンドリュー・デイヴィス、マレク・ヤノフスキー、ヤープ・ヴァン・ズヴェーデン、ジャナンドレア・ノセダ、ヤン・パスカル・トルトゥリエ、ハンス・グラーフ、ユー・ロン、タン・ドゥン、マルチェッロ・ヴィオッティ、故イルジー・ビエロフラーヴェク、故ユーディ・メニューインなど。
キンはクレメラータ・バルティカ、シンフォニア・ヴァルソヴィア、ミュンヘン、マンチェスター、チューリッヒ、オーストラリア室内管弦楽団などの室内オーケストラとも共演している。
2018年シーズンのハイライトはロンドン交響楽団、ロシア・フィルハーモニー、チェコ室内管弦楽団、ブリュッセル室内管弦楽団等との共演。フィンランド放送響、チャイナ・フィルハーモニー、メルボルン交響楽団には再招聘された。 リサイタルと室内楽では、エルサレム、ラインガウ、メクレンブルク=フォアポンメルン音楽祭、ニューヨークのリンカーンセンター室内楽協会に定期的にゲストとして出演し、ダニエル・ホープ、今井信子、ミーシャ・マイスキー、ピーター・フランケルなどと共演。
シンガポール響との共演をユニバーサルミュージック/デッカより、上海シンフォニーとの共演をソニー・クラシカルより、ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演をABCクラシックで録音している。
リーウェイ・キンは2001年にBBCの「New Generations」枠に招待され、2002年にはYoung Australian of the Year Awardを受賞。その他の2008年北京オリンピックでニュージーランド交響楽団と共演、2012年のロンドン・オリンピック、ダボス世界経済フォーラムでバーゼル交響楽団と共演)、最近ではフォーチュン・グローバルフォーラム2017の開会式でも演奏した。
現在、シンガポール国立大学、上海および中国中央音楽院の客員教授も務めており、2018年より毎年開催されている青島国際チェロ・フェスティバルを設立し、芸術監督を務めている。
ドクター・ウィルソン・ゴー夫妻より貸与された1780年製のジョゼッペ・ガダニーニを使用。

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